1/1(水)新年のご挨拶&2025年の相場観

2025.01.01

新年、明けましておめでとうございます。

皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

旧年中は格別なご高配を賜り、誠に有難うございました。

本年も、より一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

【2025年 日本株式市場展望:強気相場到来に期待。】

2024年は、日経平均株価がバブル期の最高値を軽々と超え、4万円台に突入する場面まで。逆に、8月には過去最大値幅での大暴落を演じるなど、目まぐるしい上昇と下降を繰り返すジェットコースター相場となりました。

しかし、日本企業の底力はもちろん、中国株を売って日本株を買うという世界的な資金流入により、最終的には力強い上昇で締めくくることができました。

そして、2025年。この勢いはさらに加速する可能性を秘めています。

多くの日本企業が、堅調な業績を発表してきたと感じます。コロナ禍からの回復、そして円安による輸出企業の好調などが、この力強い成長を支えています。企業の収益増加は、株価上昇の大きな原動力となり、市場全体の楽観的なムードを支えてます。

そして何より、NY市場の「強さ」が世界の株式市場を支えてます。トランプ大統領の予測不能な政治手法や、世界のインフレ、地政学リスクの高まりなど、市場を揺るがす可能性のある要素は数多く存在します。それでも、NY市場の「強さ」は本物であり、この上昇トレンドは簡単には崩れません。

歴史を振り返ってみると、長期にわたる上昇トレンドの終わりには、しばしば爆発的な上昇相場が訪れることがあります。まるで、最後の花火のように、市場全体が熱狂に包まれる感じです。現在、NY市場は長期上昇トレンドの終焉が近いと囁かれていますが、2025年は、まさにその「爆上げ」相場が到来する可能性があり、その熱狂は日本市場にも波及すると考えられます。

日経平均株価はすでに4万円近くにありますが、2025年はさらなる上昇が期待されます。ターゲットは46,000円、勢いによっては48,000円に到達する可能性も十分にあります。

ただ、これには条件があります。少し「円高」方向への動きを見せること。円安の動きは、日本株式市場を支える力になっていることは、輸出企業株の動きを見れば明らかです。でも、過度な円安は為替差損リスクから外国人投資家の資金を日本から引かせることにもなります。

円安によるインフレ。そして「インフレの株高」、これは株式投資の基本です。ただ、大型株だけでなく、中・小型株まで上昇を始める。そんな展開になるには「円高」の恩恵が不可欠であり、自国通貨の「強さ」をベースとした海外投資家資金の更なる流入が必要です。大型株は、強いNY市場に支えられ、出遅れた中・小型の割安株にも資金が投入されること。これこそが、2025年の日本株式市場に期待される展開となります。

為替の動きは、日銀による金融政策の影響を受けます。2025年は、金融政策のスタンス次第とも言え、株価・為替に対する日銀の政策が非常に大事です。円安が進むなら大型株でしょう。でも、少し円高方向となれば「出遅れ株の回復」が過去一番に期待される年となります。

最後に。
過去に経験したことの無い値幅で動く株式市場です。チャンスとリスクが表裏一体となる、スリリングな一年となります。2024年8月の暴落時、売り側でなく買い方であったなら、何を買っても大きな利益になっています。リスクをしっかりと管理し、怖く総悲観のあの場面でもチャンスとして買い向かえる側の投資家で居続けましょう!

今年も「かぶねこ」コンテンツを通じて皆様に「明るく元気に楽しく株式投資」をお届けできるよう努めて参りますので、より一層のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。

皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。